コンテストの開催方法と費用:賞金の相場・応募数の目安

株式会社FLASPO・2026/10/07 更新

学生向けのアイデアコンテストは、開けば応募が集まるものではありません。このページでは、FLASPOで企業・自治体・団体が開いたコンテストの記録をもとに、賞金と応募数の関係、集まりやすいお題、開催の手順をまとめます。

数字は、2021〜2026年にFLASPOで企業・自治体・団体が主催し、募集を終えた24回の記録(2026年10月時点)です。「提出数」は締切までに提出された企画・作品の数です。

まず押さえたい3つのこと

  1. 提出数の中央値は29.5件。50件以上集まったのは24回中7回でした。「100件集めたい」なら、お題の型と告知から考える必要があります。
  2. 賞金の額と提出数は比例しない。賞金総額10万円で提出103件の回もあれば、120万円で35件の回もあります。
  3. 作品を出すお題は、企画を考えるお題の約3倍集まる。エッセイ・キャラクター・謎のお題(4回)の提出数の中央値は約75件、企画を考えるお題(20回)は約23件でした。

賞金の相場:賞金総額と提出数

賞金総額回数提出数の中央値最少〜最多
5万円未満4回10件7〜14件
5万〜15万円13回37件16〜103件
15万円超〜50万円5回23件7〜59件
50万円超2回55件35〜74件

回数の少ない帯(50万円超は2回)は参考値です。

もっとも多いのは賞金総額5万〜15万円の帯で、この範囲でも数十件の提出が集まっています。賞金を上げても、件数がそのぶん増えるわけではありません。件数を増やしたいときは、次のお題の型と告知を見直すほうが効きます。

集まりやすいお題、集まりにくいお題

集まりやすい:作品を出すお題

エッセイ(提出103件・74件)、キャラクターデザイン(75件)、一枚謎(43件)のように、作品を1つ出せば参加できるお題は、参加のハードルが低く件数が伸びます。

件数は控えめ:企画を考えるお題

「地域に若者を呼ぶ企画」「新しい事業」のように、調べて考えて企画書にするお題は、提出数が20〜50件ほどになることが多い一方で、1件ごとの中身は濃くなります。地域や企業の課題を深く考えてもらいたいときは、件数よりもこちらの型が向いています。

良いお題の条件

  • 誰に向けた・何のための企画かが、1文で分かる
  • 学生が自分で調べられる材料(資料・写真・現地の情報)がある
  • 答えの形(企画書・作品・文字数)がはっきりしている
  • 選ばれたあとに何が起きるか(実現・現地訪問・面談)が書いてある

コンテストの開催方法:手順と期間

段階やること目安
企画目的・お題・評価の観点・賞金・応募資格・権利の扱いを決める2〜4週間
募集募集ページの公開、告知、質問への回答1か月半〜2か月
審査一次審査(書類)、必要なら発表会での最終審査2〜4週間
結果発表受賞者への連絡、賞金の支払い、結果の公開1〜2週間
その後実現に向けた打ち合わせ、現地訪問、面談・インターン内容による

失敗しやすいところ

  • 締切が大学の試験期間に重なる。多くの大学で試験期間にあたる7月下旬〜8月上旬、1月下旬〜2月上旬は避けるか、締切の前に余裕をもたせます。
  • 告知が自社のSNSとサイトだけ。学生がふだん見ている場所(学生向けの募集サイト、大学・学生団体のつながり)に届かないと、件数は伸びません。
  • お題が広すぎる。「自由に提案してください」は、かえって考えにくくなります。対象と場面をしぼります。
  • 権利の扱いが書いていない。応募をためらう原因になり、受賞後に作品を使うときにも困ります。
  • 結果の連絡が遅い・その後がない。参加した学生の印象が、そのまま主催者の印象になります。

コンテストの開催にかかる費用

費用は、おおむね次の3つで構成されます。

  • 賞金(総額と配分)
  • 運営(お題づくり・募集ページ・告知・応募の受付・審査の資料づくり・受賞者への連絡)
  • 現地プログラムを組み合わせる場合は、学生の交通費・宿泊費とその運営

FLASPOでの開き方と事例は、学生アイデアコンテストの運営委託のページにまとめています。

よくある質問

Q. 学生向けコンテストの賞金の相場はいくらですか?
FLASPOで企業・自治体・団体が開いた24回では、賞金総額5万〜15万円の回が13回ともっとも多く、その提出数の中央値は37件でした。賞金を大きくしても提出数が比例して増えるわけではなく、お題の型と告知の先のほうが影響します。
Q. 学生アイデアコンテストには、何件くらい応募が集まりますか?
24回の提出数は中央値29.5件・平均約37件で、50件以上集まったのは7回でした。エッセイ・キャラクター・謎のような作品を出すお題は、企画を考えるお題よりも多く集まる傾向があります。
Q. 募集期間はどれくらいにすればよいですか?
告知から締切まで1か月半〜2か月が目安です。多くの大学で試験期間にあたる7月下旬〜8月上旬、1月下旬〜2月上旬に締切を置くと、集まりにくくなります。
Q. 応募されたアイデアの権利はどうなりますか?
主催者が決めて、募集要項に明記します。受賞作だけ権利を譲り受けるのか、応募作すべての利用を許諾してもらうのかで、応募のしやすさも変わります。

お題と賞金の設計から、ご相談ください

目的を伺って、お題・賞金・期間・告知の先をご提案します。FLASPOに掲載すれば、応募の受付・審査の資料づくり・受賞者への連絡まで任せられます。

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